●NPO法人日本福祉囲碁協会は、囲碁の訪問活動を通して社会に奉仕するボランティア団体です。
●障害者施設や高齢者ホームには碁を打ちたいと思っている方が大勢います。当協会はそのような方々のご要望に応えてボランティア棋士を派遣し、囲碁を通じて施設や在宅で過ごされている皆様と喜びを共にしています。一年中、毎日どこかの施設、在宅者を訪問しています。
●入会には段級位などの資格は不要です。ボランティアに心がけて碁を打てる方なら、どなたでも大歓迎です。私たちと共に活動してみませんか。

【新会員募集に寄せて】

　私たちの協会は、平成24年1月にＮＨＫの「囲碁フォーカス」に紹介されて以来、知名度も上がり、多くの新入会員を迎えることが出来ましたが、それ以上にボランティア棋士の訪問を求める施設が増えております。しかしながら今まで会を支えてくれた多くの熱心な会員が高齢化のために年々多くリタイアされ、ご要望にお応えできないケースも増えております。
　協会としては、毎年10月に「福祉囲碁東京大会」と銘打って多くの会員の協力により、普段囲碁を打つ機会に恵まれない訪問先の方々に1日囲碁を楽しんで頂いております。また昨年6月には日本点字図書館と共催で「国際視覚障害者囲碁大会」を開催し、ＮＨＫをはじめ色々なメディアに取り上げて頂き、大きな反響がありました。
　会員相互の棋力向上のため、曲励起先生の指導碁会や大会方式の研修会・勉強会なども実施しており、渋谷の協会事務所では会員がいつみえられても囲碁を打てる環境が整備されております。
　囲碁の棋力は関係ありません。私たちと共に、趣味の囲碁を通じてボランティア活動にチャレンジされる仲間をお待ちしております。

会員相互のコミュニケーション

● 一日研修会（一日４局の対局） ● 宿泊研修会（一泊二日） ● 曲勵起先生（顧問・プロ九段）の指導碁
● 段級位者の研究会・勉強会（講座）
● 各地区例会・地区間交流会・地区内研修会
● 障害者のための囲碁普及支援活動

ボランティア活動の現場から

●初めてのボランティアに参加して未熟な棋力の自分に奉仕活動かと危ぶみながら特別老人ホームを訪れました。人が喜び、自分も楽しめる得難い経験に帰りはささやかな奉仕活動の喜びを感じ、施設の方々の幸せを心から念じながら「また、来よう」と思った。 （若い会員の声）

●施設の障害者や老人の元へ参加、電動車椅子で集まってくる人たち、約２時間の囲碁の学習で、早くも目が輝き、笑いももれてくる。エゴのないこの人たちに接することができ、本当の意味の福祉を我が身で実践でき、お手伝いできる喜びをかみしめた。 （活動一年目の会員の声）

●協会には、訪問先の皆さんから喜びと感謝の声がたくさん届いています。