新着情報
2024年度視覚障害者囲碁大会要領
身体障害者及び高齢者の施設や個人宅にボランティア棋士が訪問しています。 囲碁のお相手をする地域活動は、いわば囲碁の出前として一年中、毎日行っています。
毎年1回訪問先の囲碁愛好者をお招きして、一堂に会した囲碁対局の行事を開催しています。平成28年度は第34回に当たり13路盤及び9路盤クラスを加えた全六部構成で実施しました。参加者は総勢82人で、選手の皆さんは緊張のなかにも対局の楽しみを存分に味わいました。 対局後は互いの健闘をたたえ合い、交流の輪を広げ、再会を期しました。 第34回の開催概要は以下のとおりです。
開 催 日 時 | 平成28年10月24日(月) |
会 場 | 渋谷区リフレッシュ氷川 |
対 戦 方 法 | 第一部 障害有段者クラス(3回戦) 第二部 障害級位者クラス(3回戦) 第三部 高齢有段者クラス(4回戦) 第四部 高齢級位者クラス(4回戦) 第五部 13路盤クラス(3回戦) 第六部 9路盤クラス(4回戦) |
表 彰 | 各クラスの優勝者にカップとメダル、準優勝者にメダルをそれぞれ贈呈しました。 |
主 催 | NPO法人日本福祉囲碁協会 |
後 援 | 東京都 東京都社会福祉協議会 渋谷区社会福祉協議会 |
協 賛 | 毎日新聞東京社会事業団 NHK厚生文化事業団 一般社団法人 昭和会館 |
2023年度の視覚障害者囲碁大会は、6月17日(土)、「渋谷区リフレッシュ氷川」において、日本点字図書館と共催で開催された。コロナ禍のため、ほぼ2年半ぶりであった。
大会は、朝日新聞厚生文化事業団、NHK厚生文化事業団及び毎日新聞東京社会事業団の協賛と日本視覚障害者団体連合の協力をいただいた。出場選手は一昨年と同じ34名、首都圏以外からも秋田、新潟、富山の各県からの参加があった。
置かれた碁石の確認にどうしても時間がかかるため、熱戦の末勝負が時間切れとなることもしばしば。微妙な勝負の判定は、視覚障害者囲碁の普及に尽力しておられる森野節男九段(関西棋院)にお願いするとともに、協会の高段者が判定にもあたった。午後には、当協会の会友になっていただいた大竹英雄名誉碁聖が登場され、熱戦をご覧になった後、手すきの協会員を相手に指導碁を打っていただいた。
2024年度の視覚障害者囲碁大会は、6月22日(土)に昨年と同様「渋谷区リフレッシュ氷川」において開催予定です。参加希望者は大会開催要領を確認の上、6月5日(水)までに大会事務局の日本福祉囲碁協会まで申し込みください。
平成25年3月3日(日) のNHKEテレ「囲碁フォーカス」で、柿島光晴会員の視覚障害者への囲碁普及活動の紹介とともに、視覚障害者用改良型碁盤の製作支援のお願いが放映されました。
放送後昭和会館や恵比寿ロータリークラブの団体をはじめ、多くの個人の皆さんから製作協力金の申し出がありました。これら協力金のほかに碁盤製作用の金型を福岡県のサンテック社から無償の供与を受け、同年末までに碁盤と碁石を製作することができました。
改良型碁盤はプラスチック製で、表が19路盤、裏が9路盤となっており、初心者から高段者まで
楽しめるように工夫しました。また19路盤は盤上9か所の星の位置が盤の渕の突起を触っても
分かるようにしました。さらに、運搬が容易にできるように二つに折りたためる構造になっています。
協会では、従来の9路盤、13路盤に加えて改良型の19路盤を活用して、全国の視覚障害者
への囲碁普及活動に一層力を入れていきたいと考えています。
「視覚障害者の自習用に音訳テキストを作成して欲しい。」という「川崎視覚障害者囲碁の会」代表の松本さんのご要望をきっかけに始まったこの音訳作業。これまで朗読ボランティアグループ「ひいらぎ」さんと共同で、齊藤会員、加納会員が石倉昇九段著「ヒカルの囲碁入門」(集英社インターナショナル発行)の9路盤部分を第一弾として、NHK出版の囲碁シリーズ「囲碁ビギナーズ13路盤で最速上達」を第二弾として音訳してこられました。
そして、この度、お二方からのお誘いを受けた加藤(龍)会員と井上も加わり、計4名によって「ヒカルの囲碁入門」の19路盤部分、第三弾の音訳が完了しました。今回も丁寧で分かりやすい朗読をしてくださったのは「ひいらぎ」の岡本暢子さん。今回の音訳によって「ヒカルの囲碁入門」も「囲碁ビギナーズ13路盤で最速上達」と同様に完訳本になりましたので、川崎市視覚障害者情報文化センターさんにお願いして、インターネット上の視覚障害者用図書館「サピエ」にご登録いただきました。